「今日から行動力を一気に高める本」の書評

「今日から行動力を一気に高める本」を読んだのでご紹介します。
まだ私が若い頃からHacksシリーズなどの著書多数で、多大な影響を受けている小山 龍介さんの行動力を高めることについて書かれた本です。
「なにかを頑張りたいけど、動き出せない。」「あれだけやる気があったのみモチベーションが続かない。」という人におすすめです!
特にポイントだと思った点をまとめてご紹介いたします。

目次

行動力の差がそのまま人生の差になる

無理や我慢は行動力を高める源にはならない


内側からわき上がるモチベーションによって行動力を高める
成功は直接の目的ではなく、行動の結果で得られるあくまで副産物としてとらえる。

外発的動機づけ(給料、他人の評価、罰則など) 
内発的動機づけ(自分がやってみたい、ワクワクする)
外発的な動機づけに依存すると先行き不安な時代、目標達成の前に挫折してしまう。

他人の評価ではなく、自分自身の成長への喜びがモチベーションに変わる

といいます。

「人が何に動機づけられて行動するのか」の実験

著書で紹介されていた興味深いもので「人が何に動機づけられて行動するのか」を研究した実験を紹介されていました。


被験者を2つのグループ、同じパズルに取り組む。
A、パズルを解くと外的な報酬
B、パズルを解いても報酬なし
パズル後8分間の空き時間。Bはパズルに興味を示したが、Aは興味を示さなくなった。
その後Bに報酬を与えると、パズルを解くことへの興味を失ってしまった。

つまり外発的動機づけをモチベーションとした瞬間に、仕事そのものへの興味が失われ、
仕事の楽しみはなくなってしまう。
と結論づけています。

やる気マネジメント やり続けるコツ!

ここからはやる気を継続させるコツをご紹介します。

ポジティブフィードバック


欠点の改善、好きなことに取り組むのではなく、上達できることに取り組む
成功は他人との比較。みんなが上達することはあり得る。
上達を実感しながら行動していると、モチベーションも高まりやる気も湧いてくる。

どうしても欠点に目が行きがちだが、上達できることであれば日々楽しくなりそうですよね。

昨日の自分より一歩進む習慣


コンサル的「欠乏モデル」ではなく、コーチング的「成長モデル」
過去の自分とのギャップを見て、成功した部分に注目
自分自身の成長が最高の報酬 成功を目標にしない

累計の記録を取っておくと達成感を覚える


イチロー選手の目標 打率ではなく安打数
積み重ねの数字を目標にすれば自信になる


大きな目標→ブレークダウンして書く
ノートを用意 毎日やるように習慣化、例外なく毎日やる

記録をつける、振り返ることの重要性にもふれられています。

集中力を高めるコツ

集中力を高めるコツもご紹介します。

フロー状態をつくるため、1人になる時間をつくる(カフェなどでもOK)
五感に集中する。キーボードの触感を意識して打ち込む

集中できないことは自分で締め切りを設定する
動かせないスケジュールの直前に作業をする

自分の価値観を優先する

人に喜ばれるをモチベーションにする
まずは自分のためにつくる。価値は自分にしかわからない。

自己満足を優先 他人の評価を気にしない 自分の価値観を持つ
鈍感力 人のモチベーションを下げることを喜ぶ人もいる

引きつけられたポイント、気づき

コツコツと積み上げたプロセスは記録して自分への報酬とするべき。
成功を目標にすると見失う。結果が出ないうちは続かない。
とにかく自分を軸に、自分と向き合いながら取り組んでいくこと。


報酬や人の評価、他人との比較に意識が向くと続かない。
そのためにも自分がどう考えていたか、どう考えているかをしっかりと認識することも大事と感じた。
そのあたり行動力がある人はその仕組みがあるか、無意識にできているかの差なのだろうか。

コロナ禍における働き方の変化や、産業構造の大転換がおきており
仕事で求められる力も大きく変化していくと思います。
その中で常に求められる力を意識して行動力をつけていくことが重要と感じました。
これからの仕事や生き方を含めて気づきが多い名著です。

著書ではさらにリーダーとして、新しい挑戦としてなどの視点でも述べられています。
行動力を高めたいと思われた方はぜひ読んで頂くことをおすすめします。

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