motoさんの経歴
最終学歴は長野県の短大。新卒で地方ホームセンターに入社。レジ打ちからキャリアをスタート。
現在は広告ベンチャーで営業部長をする傍ら、Twitter、ブログ、note、voicyなどを通じて独自のキャリア論を発信。年収は本業で1000万、副業で4000万を稼ぐスーパーサラリーマン。
本の内容
そんなmotoさんの4度の転職によって、会社員として年収240万→年収1000万を実現したメソッド。
これからの働き方、個人のキャリアの築き方、副業への活かし方(副業4000万の内訳)などを綴られた名著です。
転職や副業を考えている方には特におすすめですが、そんな方に限らず
会社に所属して収入を得ている、「サラリーマン」には年齢や立場を問わずおすすめの本です。
その中でも特に重要だと感じたところを絞って3点ご紹介いたします。
- 働き方、考え方
- 転職術
- サラリーマンの副業
成果につながる「働き方」
まず大前提として大企業信仰はもはや幻想。
終身雇用は崩壊しているこの時代は個人で稼ぐ力が安定を生む。
より高い給料や、高い成長機会を得られるよう「いつでも乗り換えられる状態」が重要。
と著者は語ります。
自分を成長させる機会をつくる
今いる会社で成果を出すために、誰よりも自分を成長させる機会をもらう努力をする。
自分が目指す姿や、やりたいことを周りの人に言い続けること。
会社から与えられた仕事だけをこなすのではない。
店長になりたい→経営会議に出たい。お店の数字を見たい。
というコミュニケーションを続けることでチャンス多くもらえる。
こういう考え方で仕事をすることができれば、多くの知識と経験が自分の成長につながる。
圧倒的なストーリーと気付きを得られるはず。
ここは後の転職でもつながっていきます。

年収を上げ続ける「転職術」
個人としての成果にこだわる
上司の評価ではなく、個人としての成果にこだわることが結果として市場の評価につながる。
「自分の仕事をちゃんと理解した上で、どんな人にでもわかりやすく説明できて行動を伴っている人。」そういう力が市場で必要とされている。
そのためには自分の目の前の仕事で精一杯にならず、全体を捉えて背景を考える。
そして自分の行動につなげていくことが必要です。
自分の値段を把握する
鮮度を意識して、職務経歴書を定期的に見直していく。
日々転職エージェントと面談することで自分の値段を把握しておく。
常に市場情報をアップデート
市場にどんな能力が必要とされているのかを常にチェック。
どんな力をつければ評価されるのかという視点でみる。
軸ずらし転職
年収は「職種☓業界」で大枠が決まっている。
転職で年収を上げるには「業界」か「職種」のどちらかの軸を「年収の高い業界」または「年収の高い職種」にずらすのが近道。
ここで現職での実績や、圧倒的なストーリーを武器に年収アップを交渉することが必要です。

本業を活かして稼ぐ「サラリーマンの副業」
本業で得た経験や、知見をコンテンツにする。
- ブログ
- note など
自分の本業と過去経験と知見を活かして、お金のあるマーケットで、人の困りごとを解決する。
ブランド化していくことで、情報の信頼度が高まっていく
本業とは別の収入があることで、本業でも失敗を恐れずにチャレンジしていくことができる。
本業を活かして副業に取り組み、副業で得た知見をさらに本業に活かす。
この相互作用で個人の市場価値を高めていく。
サラリーマンの経験には多くの需要と供給が潜んでいる。
そう考えると苦労が多いサラリーマンの仕事も、コンテンツのネタになる。
という考え方ができるのではないでしょうか?

まとめ
生涯年収を最大化する生き方のからくりが、ざっくりとでもご理解いただけましたでしょうか?
- これからの時代は会社に依存するのではなく、個人としての成果にこだわる。
- 常に市場においての自分の価値を意識して、自分を成長させていく。
- またその手段として本業と副業をかけ算することのメリットを活かしていく。
著書では更に踏み込んで、働き方では転職の間でどう考えて自己の成長につなげたか。
いかにして成果を出すことができたか。
転職においては各エージェントとの付き合い方。書類作成の方法。面接術。
副業においてはSNS戦略。motoさんの具体的な副業マネタイズ戦略も見ることができます。
ぜひ詳細は本書でご確認ください。
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