1日数分のメモ書きでトレーニングすることで人はだれでも頭がよくなれる。
という取り組みやすさと、いろんなビジネスの成功者がおすすめする「ゼロ秒思考」
このブログを続けていく、仕事をうまく回していくために再読しましたので書評します。
著者の紹介
著者の赤羽 雄二氏はコンサルティング・ファームのマッキンゼーで14年間経営改革に携わり、2002年、「日本発の世界的ベンチャー」を1社でも多く生み出すことを使命としてブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業。
大企業の経営改革、経営人材育成、新事業創出、オープンイノベーションにも積極的に取り組んでいる。
この「ゼロ秒思考」をはじめとして著書多数。
なぜゼロ秒思考が必要か
誰でも本来は頭がいいが、その脳をいかせていないだけ。
普通に本を読んだり、インターネットを利用できたりする人は思考のトレーニングでだれでも頭がよくなる。といいます。
たとえば・・・
会議でも変な発言や質問をすると叱られるのではと、うまく発言できない。
部下やチームメンバーに指示するときに、曖昧な指示になってしまい、意思疎通ができない。
企画を考えないといけないが、同じことばかりが頭を巡り、その結果考えが浅いといわれてしまう。
などなどは脳の本来の機能をいかせていないからだといいます。
日本の学校教育では 記憶力中心で深い思考力、判断力を養う勉強が少ないことが理由。
これらはメモ書きのトレーニングで、ウエイトトレーニングのように鍛えることができます。
思考力を養えれば、頭に浮かぶことが瞬時に、「ゼロ秒」で言語化することができコミュニケーションもうまくいきます。
また「メモ書きによって、自分の置かれた状況、目の前の課題が素早く可視化され、優先順位も自ずと明確になり、課題が速やかに解決され、好循環が始まり、人間が生来持つ自信とポジティブさが自然にでてくるのだ」といいます。
ゼロ秒思考のやり方
A4の白い紙を用意
1件1ページの考えたいこと(テーマ)を左上に
右上に日付を書く
躊躇せずに思いつくことを書く
1ページあたり1分で書く
各テーマについてできるだけ具体的に書く
本文は4から6行。できれば20から30文字書く
思いつく言葉をつらつらと、自分の気持ちを紡ぐイメージ
1日10ページぐらいを毎日繰り返していく

このメモは誰に見せるわけでもないので、
人の名前や、悩み事、つらいこと、トラウマ、仕事のこと、恋愛のことなど
思いついたことを思いついたときに書く。
ゼロ秒思考の注意点、コツ
著者はノートや日記、パソコンではだめでA4ノートがベスト。
と結論づけています。
理由はコスト面や書きやすさ、分類のしやすさなどを挙げています。
また、続かない人はフォーマットを下手に工夫するとあります。
ちなみに私はA4コピー用紙から始めましたが、紙の置き場や、人目が気になるために思い立ったときにかけない。
ということから続きませんでした。
今iPad+Pencilというタッグで3週間継続できているので、結局やりやすい方法がいいのではないかと考えています。
感想
実際に読んだのはだいぶ前ですが、改めて読んでみて、実践してみると効果を実感できています。
特に頭のもやもやをはき出すことで得られるストレス軽減には効果大と感じています。
仕事でやることが山積して何から手をつけたら、、、という状況でもとにかくはき出すことで、なんとなく道筋が見えたり。
以下のようなサイクルが回り始めます。
頭に浮かぶことを書き留めると、考えのステップが記録される
↓
それを繰り返すと堂々巡りがなくなる。
↓
次に進める
本にはほかにも、企画書をまとめる時の応用や、プレゼン資料作成への応用。
新人が最初に仕事を覚えるときにも使うコツ。
考えるテーマが浮かばない人向けにはテーマ案が示してある。
などなど興味がある人は是非手にとって見てほしい名著です。
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